自分へ本のご褒美

自分へのご褒美というと服やバッグ、靴など宝飾品を思い浮かべる人はおおいのではないでしょうか?しかし本を買うというのもご褒美です。本が好きな人はもちろん、苦手な人にも読みやすい本を紹介します。

まずは有川浩の「空飛ぶ広報室」です。こちらはTBSで新垣結衣と綾野剛によってテレビドラマ化されました。航空自衛隊のパイロットが交通事故で足を負傷。日常生活に問題はなくてもパイロットには戻れず夢を諦め、航空自衛隊の広報官として赴任します。またヒロインはテレビ局の報道記者でしたが、犯人と思われる人の家族に取材を過剰にしたが、冤罪であったため訴えられ、情報局のディレクターに左遷されます。取材対象は自衛隊で この二人が出会うことになります。はじめは自衛隊の立ち位置に異論があり、分かり合えない2人でしたが、航空自衛隊の広報室の人たちとの関わりで次第に共感を生み出します。夢を諦めかけた2人があらたな場所で夢をみつける物語は感動的で、ラブストーリーとしても楽しめますので、ぜひ読んでみてください。

次は東野圭吾の「天空の蜂」です。こちらは現在映画が上映されています。主演は江口洋介です。この小説が書かれたのは20年も前ですが、原子力発電所の危険性をうたった社会派の小説です。東野さんが訴えていた危険が、東日本大震災によって実際に起こってしまいました。この小説は緊迫感あふれる内容で、乗っ取られたヘリにこどもを誘拐して、原子力発電所に落とすという予告が届くところから始まります。こんな状況においていかに人間が行動するのか、本当にフィクションとは思えないリアリティです。ヘリのパイロットが命懸けでこどもを助ける様子は実際に鬼怒川決壊の時の映像のような感じです。この小説はいくつもの要素を含んだ問題提起を私たちにしてくれる一冊です。ぜひ読んでみてください。

本は私たちの見識を広げるとともに、楽しい時間をくれます。ぜひご褒美として選んでください。